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2026/10/1

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Studio(STUDIO)とWordPressを比較|小規模事業者のホームページにはどちらがおすすめ?

「ホームページを作りたいけれど、StudioとWordPressのどちらを選べばいいのかわからない」制作を検討している方から、よく聞く悩みのひとつです。

検索すると「SEOならWordPress」「簡単なのはStudio」といった情報も出てきますが、実際にはそれほど単純ではありません。ホームページ制作で大切なのは、制作するときの使いやすさだけではなく、公開したあとに誰が更新するのか、どのくらいサイトを育てていくのか、どんな機能が必要になるのかまで考えて選ぶことです。

私はWebデザイナーとしてStudioを使ったホームページ制作・リニューアル・運用に携わっていますが、ツールを選ぶときは「どちらが優れているか」ではなく、事業や運用体制に合っているかを重視しています。

この記事では、StudioとWordPressを、費用・SEO・更新性・デザイン・保守管理・拡張性などの観点から比較します。「自社には結局どちらが合うの?」という方が判断できるよう、小規模事業者・個人事業主の視点で解説します。

※本記事の情報は2026年10月1日時点です。また、本記事でいうWordPressは、主にWordPress.orgで提供されるオープンソース版をレンタルサーバーなどで利用する一般的な構成を想定しています。


StudioとWordPress、先に結論をいうと?

どちらか一方がすべてのホームページに適しているわけではありません。ざっくり分けるなら、会社案内やサービス紹介を中心としたホームページを作り、公開後の管理負担をできるだけ抑えたい場合はStudioが候補になりやすいです。

一方で、今後さまざまな機能を追加したい、独自システムと連携したい、大規模なWebメディアに発展させたい、といった場合にはWordPressの拡張性が活きます。

WordPressには多数のテーマやプラグインがあり、公式ディレクトリだけでも7万件を超える無料プラグインが公開されています。機能を追加しながらサイトを発展させられることは、大きな特徴です。
参照:WordPress.org

一方Studioは、Webサイトの制作・CMS・公開環境などが一つのサービスにまとまっています。自分でレンタルサーバーを用意して管理する必要がなく、サイト制作から運用までを一つの環境で管理できます。Studioで制作したサイトはStudioのサーバー上で公開する仕組みです。
参照:Studio Help

まずは大まかな違いを見てみましょう。

比較項目

Studio

WordPress

公開環境

Studio側で提供

一般的にはサーバーを別途用意

更新

CMSで可能

投稿・固定ページなどから可能

デザイン

ビジュアルエディタ中心

ブロック・テーマ・コードなど方法が多い

SEO

基本的なSEO設定に対応

基本設定+プラグイン等で拡張可能

保守

サーバー側の管理負担が少ない

本体・テーマ・プラグイン等の管理を考える必要がある

拡張性

Studioの機能・外部連携の範囲

プラグインや開発による拡張性が高い

向きやすいサイト

コーポレート・サービス・採用・LPなど

コーポレート・メディア・EC・多機能サイトなど

ただ、表だけでは「自分の場合はどっち?」までは判断しにくいと思います。ここからは、実際にホームページを運用するときに困りやすい場面をもとに比べていきます。


Studioとは?

画像引用:Studio Help

Studioは、コードを書かずにWebサイトを制作できるWeb制作プラットフォームです。デザイン制作だけではなく、CMS、フォーム、アクセス解析との連携、独自ドメインでの公開など、ホームページ運用に必要な機能をまとめて利用できます。

2026年6月には公開サイトの基盤も刷新され、現在の新基盤ではサーバー側で完成したHTMLを返す構成になりました。Studioは、この変更によって表示速度や安定性、SEOの面で効果を期待しやすい構成になったと説明しています。Studio Help

料金は無料プランからあり、2026年10月時点ではMini、Personal、Business、Business Plusなど複数のプランが用意されています。たとえば年払いではMiniが月590円、Personalが月1,190円、Businessが月3,980円です。必要なページ数やCMS、リダイレクトなどの機能によって適したプランが変わります。Studio.Design

Studioの特徴は「制作後の管理をまとめやすい」こと

小規模事業者にとって意外と負担になりやすいのが、公開後のWebサイト管理です。ホームページを公開したあとも、「サーバーは誰が契約しているのか」「アップデートして大丈夫なのか」「プラグインの通知が出ているけれどどうすればいいのか」といったことが発生します。

Studioの場合は公開環境もStudio側で提供されるため、サーバーそのものを利用者が保守する必要はありません。

また、Studioで公開されたサイトはSSL/TLSによる暗号化通信にも対応しています。Web担当者がいない会社や、ホームページ管理にあまり時間を割けない小規模事業者にとって、この「管理するものが少ない」という点は大きなメリットです。


WordPressとは?

画像引用:ワードプレス公式

WordPressはオープンソースのCMSです。ブログだけでなく、企業サイト、メディア、コミュニティサイトなど幅広いWebサイトで使われています。WordPress本体には投稿・固定ページ・ユーザー管理などの機能があり、テーマによってデザインを変更したり、プラグインを追加して機能を拡張したりできます。

WordPressの強みは、やはり自由度と拡張性です。必要に応じて機能を追加でき、コードそのものも変更できます。たとえば予約、EC、会員機能、フォーム、SEO支援など、さまざまな用途に対応できるプラグインがあります。

そのため、「将来的にWebサイトにさまざまな機能を追加したい」「独自仕様のWebサイトを作りたい」といったケースでは、WordPressの選択肢が広がります。


では実際に、何が違う?6つの視点から比較

1.公開後の更新・管理のしやすさ

最初に考えてほしいのが、「ホームページ完成後、誰が更新しますか?」

ということです。ホームページは公開して終わりではありません。営業時間が変わった、スタッフを募集したい、新しいサービスを始めた、実績を追加したい。こうした変更は必ず発生します。

StudioもWordPressも、あらかじめCMSを適切に設計しておけば、専門知識がなくてもお知らせや実績などを更新できます。

そのため、「Studioなら更新できる、WordPressなら更新できない」という比較は正確ではありません。違いが出やすいのは、コンテンツの更新以外の管理です。

WordPressでは、本体だけでなく使用しているテーマやプラグインにもアップデートがあります。WordPress公式も、セキュリティ維持のためテーマやプラグインを最新バージョンに保つことを推奨しています。自動更新機能もありますが、バックアップを含め、更新方針を考える必要があります。

Studioではプラットフォーム側の基盤管理を利用するため、その部分をサイト運営者が管理する必要はありません。この違いは、Web担当者がいない企業ほど大きく感じる部分です。


2.SEOはStudioとWordPress、どちらが強い?

「SEOを考えるならWordPressですよね?」と聞かれることがあります。

しかし、WordPressを使っただけで検索順位が上がるわけではありません。Googleは、サイトのバックエンドがWordPressなのか、独自CMSなのかといった違いは、基本的にランキングそのものには影響しないと説明しています。一方で、サイトの表示やパフォーマンスなどは検索評価に影響する可能性があります。

参照:Google for Developers

検索順位では、ユーザーの検索意図に合った内容があるか、ページの内容をGoogleが理解できるか、内部リンクが適切か、表示に問題がないか、役に立つ独自の情報があるか、といった多くの要素が関係します。Googleも「ユーザーにとって有用で信頼できるコンテンツ」を基本方針として示しています。

Studioでも現在、タイトル・ディスクリプション、alt属性、XMLサイトマップ、404ページ、構造化データなど、SEOに必要な基本設定が可能です。

参照:Studio Help

つまり、「StudioだからSEOに弱い」「WordPressだからSEOに強い」とツールだけで判断するのはおすすめしません。

WordPressはSEO関連プラグインなどによって細かな拡張がしやすい一方、Studioでも一般的な企業サイトで必要となるSEOの土台は作れます。それ以上に重要なのは、「何というキーワードで検索している人に、何を伝えるページを作るのか」というサイト設計です。


3.デザインの自由度はどちらが高い?

「Studioの方がデザイン自由度が高い」と紹介されることもありますが、これも一概にはいえません。Studioはビジュアルエディタ上でレイアウトやレスポンシブ、アニメーションなどを設定できるため、デザイナーが画面を見ながら細かく調整しやすいのが特徴です。

一方、現在のWordPressもブロックエディターやサイト編集機能が進化しており、テーマや独自開発を組み合わせれば非常に自由度の高いWebサイトを作れます。WordPress 7.1でもレスポンシブスタイルなどデザイン関連機能の拡張が続いています。

そのため、デザインについては、「どちらのツールなら作れるか」より「誰が、どの方法で作るか」の影響の方が大きいと考えています。


4.機能を増やしたいならWordPressが有利なケースが多い

ここはWordPressの強みが出やすいところです。WordPressには非常に多くのプラグインがあり、さらに独自開発もできます。

そのため、予約システム、EC、会員機能、複雑な検索、独自データベースとの連携など、将来的に機能を大きく増やす可能性がある場合はWordPressを検討する価値があります。

StudioにもAPI連携やカスタムコード、外部サービスとの連携機能がありますが、Studioというプラットフォームの仕様の中で利用します。プランによって利用できる機能や上限も異なります。「今は会社案内だけだけど、数年後には会員サイトにしたい」という場合は、目の前の制作費だけでなく、将来必要になる機能まで制作前に整理しておくことが大切です。


5.費用は月額料金だけで比較しない

費用比較の記事を見ると、「Studioは月○円」「WordPressはサーバー代○円」という比較がよくあります。

ただ、ホームページ制作ではサービス料金だけで判断しない方が安全です。WordPress本体はオープンソースで、ライセンス料金なしで利用できます。

一方、一般的な自社サイトとして利用する場合は、レンタルサーバーや独自ドメインを契約し、必要によって有料テーマ・プラグイン・保守サービスなどを利用します。StudioはStudioのプラン料金の中に公開環境が含まれています。ただし、使用する機能や規模によってプランが変わります。

つまり比較するべきなのは、「月額いくらか」ではなく、「3年間運用するために何が必要なのか」です。

制作費、プラットフォーム・サーバー費用、保守費用、更新を外部へ依頼する費用なども含めて考えた方が、実際のコストを把握しやすくなります。


6.意外と見落としやすい「将来の移行」

制作時にはあまり意識されませんが、私はここも確認した方がいいと思っています。

Studioで制作したWebサイトは、Studioのサーバー上でのみ公開でき、自社サーバーや別のレンタルサーバーへそのまま持ち出して公開する仕組みにはなっていません。
参照:Studio Help

一方WordPressはオープンソースで、自分でコードやデータを管理できるため、サーバーを移転するといった運用も可能です。
参照:WordPress.org

これはStudioが悪いという意味ではありません。むしろ管理をStudio側にまとめられるからこそ、運用負担が少なくなるメリットがあります。ただ、「自社サーバーへの移行が将来的に必要になる可能性がある」「非常に特殊なインフラ要件がある」といった企業では、制作前に確認しておきたいポイントです。


Studioが向いているのはこんなケース

私がホームページ制作の相談を受ける中で、Studioと相性がよいと感じるのは、ホームページの目的が明確で、公開後の管理をできるだけシンプルにしたいケースです。

たとえば、会社・店舗・クリニック・士業・福祉施設などのコーポレートサイトやサービスサイト。実績、お知らせ、スタッフ紹介、ブログなどを更新しながら運用するホームページです。

特に、「社内にWeb担当者がいない」「サーバーやシステムのことまで管理するのは難しい」「公開後は文章や写真を自分たちで更新したい」「デザインにはこだわりたい」という場合は、Studioを検討してみてもよいと思います。


WordPressが向いているのはこんなケース

一方でWordPressが活きるのは、将来的な拡張性を重視するケースです。大量の記事や複数種類のコンテンツを扱う大規模メディア、特殊な機能が必要なサイト、既存システムとの細かな連携が必要なサイトなどでは、WordPressの柔軟性がメリットになります。

また、社内や制作会社にWordPressを継続的に管理できる担当者がいる企業であれば、保守面の負担も問題になりにくくなります。大切なのは、WordPressは難しいからダメ、Studioは簡単だから良いという選び方をしないこと。自社が今後どんなサイトにしたいのかによって判断することです。


小規模事業者なら、最初に考えてほしい5つのこと

迷っている場合は、ツールを決める前に次の5つを考えてみてください。

  1. ホームページを作る一番の目的は何か

  2. 公開後、誰が更新するのか

  3. どんな情報を、どのくらいの頻度で追加するのか

  4. 将来追加したい機能はあるか

  5. サーバーやシステムの管理を誰が担当するのか

ここまで整理すると、「StudioかWordPressか」はかなり判断しやすくなります。逆に、この部分を決めずに「有名だからWordPress」「最近よく見るからStudio」だけで選んでしまうと、公開後に困る可能性があります。


ツール選び以上に大切なのは「サイト設計」

StudioとWordPressを比較してきましたが、ホームページから問い合わせを増やしたいのであれば、ツール選びよりもさらに重要なことがあります。それが、

誰に、何を、どの順番で伝えるのかというサイト設計です。どれだけ高機能なCMSを使っていても、「何の会社なのかわからない」「サービスの違いが伝わらない」「料金や問い合わせ方法が見つからない」というホームページでは、成果にはつながりにくくなります。

反対に、事業の強みやユーザーの悩みを整理し、必要な情報へ自然にたどり着ける設計ができていれば、ホームページは事業を支える営業ツールになります。私はWebサイトを制作するとき、デザインに入る前に、まずターゲットや目的、必要なコンテンツ、ページの導線を整理します。Studioを使うかWordPressを使うかは、そのあとに決めるべきことだと考えています。


よくある質問

Q. StudioでもSEO対策はできますか?

はい。Studioではページタイトル・ディスクリプション・alt属性・XMLサイトマップ・構造化データなどの設定ができます。2026年6月からは公開基盤も刷新されています。

参照:Studio Help

ただし、これらを設定するだけで検索順位が上がるわけではありません。サイト構成、コンテンツ、検索意図、内部リンクなども含めてSEOを考える必要があります。

Q. WordPressならSEOに強くなりますか?

WordPressであること自体が検索順位を上げるわけではありません。Googleも使用するCMSやバックエンドそのものは通常ランキングに影響しないと説明しています。

参照:Google for Developers

WordPressではSEO関連プラグインなどを活用できるため細かな管理をしやすい面がありますが、それをどう使うかが重要です。

Q. Studioは自分で更新できますか?

CMSを適切に設計すれば、お知らせ、ブログ、実績、スタッフ情報などを管理画面から更新できます。制作を依頼する場合は、公開後に「どの部分を自分で変更したいか」を制作前に伝えておくと、運用しやすいサイトを設計できます。

Q. WordPressからStudioへリニューアルできますか?

可能です。ただし、WordPressのデザインや機能をそのまま自動変換するものではないため、基本的にはStudio側でサイトを再構築します。URLが変わる場合は、検索評価やユーザー導線をできるだけ損なわないよう、リダイレクトなどを含めた移行設計も重要です。

Q. 文章や構成が決まっていなくてもホームページ制作を依頼できますか?

制作会社や制作者によって対応範囲は異なります。YONA DESIGNでは、デザインだけではなく、サイトの目的・ターゲット・構成・コピーを整理するところから対応しています。「ホームページを作りたいけれど、何を載せればいいかわからない」という段階でもご相談いただけます。


まとめ|「どちらが優れているか」より、公開後まで考えて選ぼう

StudioとWordPressには、それぞれメリットがあります。ホームページを作るときは、機能の多さだけを比較するのではなく、公開後、誰がどのようにホームページを運用するのかまで考えて選ぶことが大切です。

管理負担を抑えながら、会社やサービスの情報を発信していきたい場合はStudio。より高い拡張性や独自機能が必要な場合はWordPress。という考え方が、ひとつの判断材料になります。

ただし、ホームページの目的や事業によって適した方法は異なります。

StudioとWordPress、どちらを選べばいいかわからない方へ

YONA DESIGNでは、福岡を拠点に、個人事業主・小規模事業者さまのホームページ制作を行っています。「まだ構成も文章も決まっていない」「今のホームページをリニューアルしたい」「Studioで自分たちでも更新できるサイトにしたい」といった段階から、事業や目的を整理し、構成・コピー・Webデザイン・Studio実装まで一貫してサポートしています。

ホームページ制作についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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